日本伝道福音教団 新潟聖書教会

新潟聖書教会 ブログ

 またMさんから手紙が届きました。前回の面会のお礼と聖書の中でわからないところがあるので教えて欲しいという内容でした。

 Mさんからの手紙を受け取り、90年代に見た「デッドマン・ウォーキング」という映画を思い出しています。死刑囚から面会依頼の手紙を受け取ったカトリックのシスターの物語です。死刑制度という重いテーマを扱った問題作でしたが、ラストシーンに語られる聖書の言葉が格別に印象的な映画でした。牧師のオススメの映画です。

           デッドマン・ウォーキング
             90年代の映画を思い出しながら面会に向かいました

 2回目の面会でしたので、こちらもスムーズに手続きをしましたが、Mさんも前回ほど緊張していない様子でした。食欲はあるけれど、寝つけないので睡眠導入剤を処方されたこと、弁護士との意思疎通はうまくいっていることなどを聞きました。

 まだ、Mさんのことはわからないことばかりですが、逮捕され服役したことは少なくとも3回以上のようです。そして、風俗の仕事を転々としていたこと、暴力団の構成員で背中に大きな刺青があることなど話してくれました。面会室でどんなことを話してよいのか、どこまで聞いてよいのかわからないので、少しぎこちない会話だったかもしれませんが、会話を制止されるようなことはありませんでした。

 Mさんの話は想定内ではありましたが、私の心の中には「更正するのは難しいかも」という思いが大きくなっていきました。面会室のガラス越しなので、励ましの言葉も滑らかに出てくるけれど、刑を終えて教会に訪ねて来られたら、どれくらいの助けができるのだろうか?と探られる思いでした。

 それでもMさんは、罪を償ったら震災の被害にあわれた東北地方の復興の助けをするために、かつて働いていた土木建築のスキルを生かしたいと話してくれました。


 Mさんは「私は悪い人間」「ダメな人間」という言葉を口にします。悪いことをしたことで人間の価値が決まるのではなくて、悪いことをしてしまった時にどんな態度をとるのか、そこから、どんな生き方をするのかということで人の価値は決まるのです。Mさんは今、そこに立っているので、私も精一杯応援したいと話しました。

 私の言葉が口先だけのものではなく、心からのものであるように、また訪ねるつもりです。

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